私は源泉徴収ありの特定口座で外国法人の株式を保有しており、その法人から今年配当金を受け取りました。確定申告を行う際に注意する点はありますか?

まず前提として源泉徴収ありの特定口座で受け取った配当金の所得については確定申告の義務がありません。しかし、場合によっては確定申告によって所得税額が減る可能性があり、外国株式の配当金を受け取った際にも当てはまります。
源泉徴収ありの特定口座で保有している外国株式からの配当金を受けた場合には、まず現地の税率で源泉所得税が徴収され(例えば米国は10%)、その後日本国内でも源泉徴収されます。(国税15.315%、地方税5%)
その為、結果的に二重課税となってしまい、これを調整するために確定申告にて外国税額控除という制度を利用する事によって一定の金額を限度としてその外国所得税額をその年の所得税額から差し引くことが出来ます。
尚、NISA口座で外国株式の配当金を受け取った場合には現地の税率で源泉徴収されるのみで日本国内では源泉徴収されず(NISA口座は非課税)、あくまで二重課税を調整する為の同制度は使用できません。