クレジットカードによる納税 

皆様お疲れ様です!

所得税の確定申告の申告期限である3月15日から一週間が経ちました。

所得税の納税に「振替納税」の制度を利用されている方も多いかと存じます。平成28年分所得税の振替日は平成29年4月20日木曜日、個人事業者の方の消費税の振替日は平成29年4月25日日火曜日となっています。残高不足等で振替ができない場合、年利7.3%以上の延滞税が課される場合がございますので、振替の前日までに指定の口座の残高を確認するようにして下さい。

さて、国税の納税方法については以下の方法がございます。

①現金に納付書を添えて納付する方法、
②指定した金融機関の預貯金口座から振替納税する方法
③ダイレクト納付又はインターネットバンキング等を利用して電子納税する方法
④インターネットを利用したクレジットカード納付で納付手続する方法
⑤延納・物納(相続税・贈与税)

このうち、③ダイレクト納付又はインターネットバンキング等を利用して電子納税する方法とは
e-taxのシステム及びインターネットバンキング等のシステムを利用して納税する方法です。
金融機関の窓口まで出向かなければならない、あるいは窓口の受付時間内しか納付できないなどの場所・時間的な制約がなくなるというメリットがあります。

それぞれの以下の手順で納付を行います。

○ダイレクト納付

①事前に税務署へ届出等(振替口座等の指定を含む)を行う  ②e-Taxを利用して電子申告等又は納付情報登録を行う ③e-Taxシステムから送信されるメッセージの「ダイレクト納付ボタン」から即時又は期日を指定して決済する

○インターネットバンキングを利用した納税 (登録方式)

①e-Taxソフト等を使用して納付情報データを作成し、e-Taxに登録する ②e-Taxシステムから送信されるメッセージから「納付区分番号等」を取得する
③インターネットバンキング・モバイルバンキング・ATMから「納付区分番号等」を用いて納付手続きを行う

電子納税では、利用者がe-Taxからのダイレクト納付による納付指図又はインターネットバンキングやATM等からの納付指図を行うと、金融機関が利用者の方の預貯金を国庫金勘定に振り替えることになりますが、現在の納付書による納税と同様、振替のための手数料は必要ありません。ただし、インターネットバンキングやATM等の利用に当たり、手数料がかかる場合があります。
ダイレクト納付の利用においては、これらの手数料も必要ありません。

④インターネットを利用したクレジットカード納付で納付手続する方法 は2017年から導入された納税方法です。

方法は「国税クレジットお支払いサイト」 https://kokuzei.noufu.jp/ にアクセスし、納税情報を入力の上、クレジットカード決済を行う方法です。

納税の手続きとしては③のダイレクト納付、ネットバンクを利用した納付よりも簡単に感じられます。

納付税額に応じたクレジット決済手数料がかかる点がダイレクト納付、ネットバンク納付と異なっている点に注意が必要です。

納税額が大きくなってくると、決済手数料とクレジットカード会社のポイント還元のシステムを見比べてみてポイント還元額が上回ることも考えられます。
またクレジットカード納付については、納付手続が完了した日をもって延滞税や利子税を計算することとなっておりますので、法定納期限内に「国税クレジットカードお支払サイト」において、その手続きを完了していれば、クレジットカード利用代金の引き落とし日が法定納期限よりも後になった場合でも延滞税は発生しません。財務管理上、あまり好ましくないような気もしますが、資金繰りの観点からも検討の価値がある納税方法ではないでしょうか。

黒木 拝

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黒木 友之

黒木 友之

[監査課]
会計監査業務のほか、社会保険や給与計算、法人設立などの業務に携わる。少しずつ担当するお客様も増えてきたので、これから忙しくなりそうだが、そこは“事務所唯一の20代”という若さでカバーする。開業や法人設立時から関与しているお客様も多く、会計をはじめ不安も負担も大きいお客様に貢献できるよう、分かりやすい説明とサポートを心がけている。週末はプールに通い、日頃の運動不足解消に努めている。