年末調整の質問あれこれ

早いもので今年もあと半年となり、各会社の経理の方は年末調整業務に追われる日々が続いているのではないでしょうか?当然、当事務所でもお客様から依頼された年末調整について鋭意作業中であります。

今回はその年末調整についてお客様からの質問の中にあった特に分かりにくい、勘違いしやすい事例をご紹介したいと思います。

Q1.社員Aが本年中に扶養親族として申告していた父を亡くしました。Aは平成27年の年末調整において、父を扶養親族として扶養控除を受けることが可能でしょうか?

A1.可能です。扶養親族に該当するかどうかの判定は平成27年12月31日の状況によって判断することになりますが、年の途中で扶養親族が亡くなった場合においては、亡くなったときの状況によって判断することになります。従って、質問にある社員Aの父が亡くなった時点で年間収入103万円以下(合計所得金額38万円以下)であり、生計を一にしていたのであれば、扶養控除を受けることが出来ます。

 

Q2.社員Bは過去に夫と離婚していますが、現在特に扶養親族はおりません。この場合、Bは「寡婦控除」を受けることが可能でしょうか?(尚、Bは再婚しておらず年間所得金額は500万円以下です。)

A2.不可能です。「寡婦控除」を受けることが可能なのは次の①と②いずれかに当てはまる人となります。①夫と死別し、若しくは離婚した後婚姻をしていない人、又は夫の生死が明らかでない一定の人で、扶養親族がいる人又は生計を一にする子がいる人。②夫と死別した後婚姻をしていない人又は夫の生死が明らかでない一定の人で、合計所得金額が500万円以下の人

Bは夫と離婚していますが、扶養親族がいない為①の要件を満たしません。又、②の要件は夫と死別した人のみを対象としたものであり、離婚したBは当てはまりません。尚、この用件は元々結婚していない未婚の母も対象としません。

 

年末調整業務は年1回の集中業務ですので、経理歴の長い方でも控除の要件がうろ覚えだったり、作業の感覚を思い出すのに時間がかかったりするケースも多いようです。分かりにくい点があったらすぐに確認しましょう。

 

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桃川 敬行

桃川 敬行

[監査課]
監査担当としてお客様との接点を持ち外出することが多い。車の運転がペーパーのため安全運転を心掛けている。「マイクを持ったら離しません」と豪語するほどのカラオケ好き。そのほか見た目ではわからないが体力と根性に自信があり、朝まで飲み、さらに朝まで歌うことはウエルカム。趣味はスポーツ観戦(カラオケは特技)。特にバスケットボールに関しては月に数回行くほどのペースで観戦する。