外国の銀行に預金したら

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は外国の銀行に預金した場合に注意しておくことです。

国内では長く超低金利の時代が続いているため、少しでも有利な資産運用の手段として、金利が高い海外の銀行に預金することを検討したことがある方も少なくないのではないでしょうか。

外国の銀行に預金して金利を受け取った場合、その国で税金を払うほか日本でも税金を払う必要があります。日本にある銀行なら利息を払うとき税金が源泉徴収され、利息を受け取ったときにはすでに課税関係が完結しているので、預金者はなにもする必要がありませんが、外国の銀行には日本の税金を源泉徴収するような仕組みは存在しないので、原則として預金者自らが確定申告する必要があります。

預金して利息をもらっただけなのに確定申告しないといけないなんて、なんか大変そうですね。

このほか国外取引については、今年から5000万円を超える国外財産を有する非永住者以外の居住者について国外財産調書の提出が罰則つきで義務化されましたし、先月30日に発表された税制改正大綱によれば、海外移住による課税逃れを防止するため、1億円以上の金融資産を有する人が出国するときに含み益に課税する「出国税」も導入が検討されているようです。

近年は人や物の国際化が一層急速化していることに伴い、これら以外にも海外取引についての制度改正が続いています。海外で資産を運用してる方のほか海外へ仕送りしている方なども今後の税制改正には十分注意し、万一税務署などから問い合わせがあった場合に備えて資料をきちんと編綴しておくなど、説明できるよう準備しておく必要がありそうです。

それでは、今年が皆様にとってよりよい年になることをお祈りしております。