二重課税の見直し

2015年10月の消費税10%への引き上げ実施決定を12月に控え二重課税について見直しの議論が話題となっています。

二重課税とは一般的に一つの課税原因に関して同種の租税が2回以上課される状態の事をいいます。

所得税と法人税・・・法人の配当について配当を受け取った個人に再び所得税を課すというもの
相続税と所得税・・・生命保険金を年金払いで受け取る場合相続税と所得税が二重に課税されるというもの

などがありますが今回、消費税に関連して議論されそうなものが自動車(ガソリン)、酒、たばこです。

自動車
自動車取得税・・・自動車の取得にあたり自動車取得税が課せられているのに消費税も課せられるため。
揮発油税(いわゆるガソリン税)・・・揮発油税を含んだ額に消費税が課せられているため。


酒税・・・酒税を含んだ額に消費税が課せられているため。

たばこ
たばこ税・・・たばこ税を含んだ額に消費税が課せられているため。

自動車取得税以外は税金に消費税が課されていているので二重課税と考えやすいと思います。
(揮発油税、酒税やたばこ税は原価の一部でメーカーが負担するものであり、消費税は小売店の売価に課して消費者が負担するものだから、二重課税ではないという理屈を税務当局は言っています)

3%の消費税導入時にも問題視されていましたが今回の10%への引き上げを前に改善を求める声が大きくなっています。

はたして見直しされるのでしょうか....期待したいものです。

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寺田武弘

寺田武弘

[監査課] [税理士試験(簿記論)合格] [2級ファイナンシャルプランニング技能士]
会計監査業務のほか、サーバーの設定やパソコンに詳しいため電子申告も行う。気になる事柄はそのままにせず、すぐに情報収集しなければ気が済まない性格。明るいキャラクターと浅草出身ならでは(?)なのか、子どもの運動会では他の保護者を巻き込んで朝3時から校門に並んでいるというほどの祭り好き。休日には平日にため込んだ海外ドラマを見て体を休めている。