リバースタックス(逆養老保険)について 3年ごとに役員賞与的なもの?を受け取る方法

経営者の皆さまは役員である場合、原則として役員賞与が法人税の申告上損金とならないことはご存知のことと思います。

つまり賞与を支給しても経費にならないから節税効果はないということになります。

それでも賞与がほしいと思うことはございませんか。

 

生命保険を使って退職金を備えている会社はあるかと思います。もちろん大切なことです。ポイントとしては以下の点が挙げられます。

① 退職の年齢・時期を決めること

これが決まっていないと節税効果の測定ができませんし、キャッシュフローの見通しも立ちません。保険の弱点は、キャッシュフローが悪化するということです。

② 税効果を考えてできるだけ長期間かけて保険契約を組むこと

例えば、急に5,000万円の退職金を用意できる方は少ないと思いますが、30年かければ年間約170万円です。続けていくことは大変ですが、可能性が出てきます。また所得税は累進課税という制度ですので、収入が高い部分を節税対策すればその分税効果も絶大になります。一度にやっても意味がありません。所得税の高い部分を切り取ってためていくことが節税のポイントです。節税の名のもとにただやればよいわけではありません。

③ 日本で契約できる全保険会社から自分に合った保険会社を選ぶこと

生命保険会社は数十社あります。一つの保険会社ではそこの担当者は自社商品が一番よいというのは当たり前です。取扱商品にも差があります。すべての保険会社を比較対象にしてプランニングをすべきであると思います。ちなみにリバースタックスはほとんどの生命保険会社で扱っておりません。

④ 退職金の節税効果と法人税の節税効果を自社の実効税率から把握すること

生命保険会社は大企業の実効税率、あるいは中小企業でも800万円以上の法人所得が出ている税率で測定しています。騙されてはいけません。きちんと自社の税率とみなさまの所得税率を把握し、真の節税効果を測定しましょう。

⑤ 会社が悪くなった時に備え解約の準備ができているか

保険は大口で契約したほうが割引もあります。ただ、目先の返戻率にとらわれていてよいのでしょうか。会社がずっと順調ならよいのですが、万が一の時に保険を解約することがあるかもしれません。大口契約ですとすべてがなくなってしまいます。こんなときに備え、続けていく保険、いつでも解約してよい保険、あるいは口数を分けて解約に備えるなどの会社が生き残るためのプランニングが必要です。

 

気になるお客様がおりましたらご提案させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

 

さて、本題のリバースタックスに戻ります。

どんなものかといいますと契約者は法人、被保険者を個人(役員等)とする養老保険です。

法人 50%

個人 50%

それぞれで負担し、支払は法人から支払われます。死亡保険金の受取人は法人、そして満期が来ますと、満期金受取人は個人です。

この仕組みを利用すれば、満期到来時に法人でかけた掛け金が個人へ流れます。

ここで法人負担分が問題となってきますが、課税されないわけではありません。個人では一時所得となって課税されますが、これがなんと50万円は課税されず、50万円を超えて課税されても所得税の課税対象額が1/2となる仕組みになっております。

 

簡単に言いますと、契約期間が最短で3年のものがありますので、3年の契約を毎年契約し続けると3年後からは毎年「役員賞与的なもの」が受け取れるということになります。その際に1/2分だけ一時所得となるのですが、この課税が弱いので差額が個人の節税対策となる仕組みです。利用できる方は生活資金に余裕があることと、個人の所得が高い方に限ります。高い方とにごしましたが、これは個別相談でないと対応できません。お客さまにとっての節税効果は感じ方が違いますので。

 

 

とても難しい仕組みで、所得が高いお客さまほど節税効果が大きくなるのですが、ここのシミュレーションが法人の損益予測までしないととても難しいのでお気軽にご相談くださいませ。

最後に、この記事に関して節税対策などを行いお客様に損害が生じても当事務所では責任は一切負いません。各自の判断で専門家に相談するなどの対応をお願いいたします。

 

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鈴木 俊幸

鈴木 俊幸

所長 税理士・社会保険労務士税理士法人 アレックスパートナーズ
埼玉県川口市生まれの39歳。2004年に鈴木俊幸税理士・社会保険労務士事務所を開業しました。一期一会の精神で社員やお客さまとの出会いを大切にし、ここまでの事務所にできたことを感謝する毎日です。 取得資格は、税理士(法人税法・相続税法・消費税法試験合格)、社会保険労務士、建設業経理事務士1級、普通自動車免許、小型船舶操縦士2級、日本商工会議所珠算検定2級。 趣味は海外旅行・熱帯魚の飼育。 税務申告だけではない新しい時代の税理士のあり方を提案していきます。 私たちが提供する税務申告、税務調査立会、節税対策のサービスはもちろんのこと、財務分析から会社が成長するために必要な損益予測、納税予測、売上・利益目標の設定、社会保険の加入手続・相談、労務管理相談、会社のための就業規則の作成、銀行との交渉アドバイス並びに提携先とのワンストップで保険加入提案、弁護士の法律相談、許認可申請まで幅広いサービスを提供しております。 「お客さまのために」あらゆる分野のベストパートナーとして提供するサービスをぜひお試し下さい。 私たちと共に成長したいお客さま、初回相談料は無料ですのでお気軽にご相談下さい。 広報部長のミニチュアダックスで営業成績No.1「ちーたん」もよろしく!