お祭り・花火大会への協賛金の経理

暑い日が続いていますが、皆様夏を満喫されていらっしゃいますでしょうか。もうすでに花火大会や夏祭りに出かけられた方も多いかと存じますが、夏はまだまだこれから!今後も各地で楽しいイベントが予定されています。
花火大会や夏祭りの主催が「○○祭り実行委員会」というような場合、地元企業等から協賛金を募集して運営資金にする。といったケースが多いと思いますが、この場合企業が支出した協賛金の取り扱いについて注意が必要です。

①協賛金を出すことで企業の広告宣伝効果が見込まれるもの
お祭りの会場に企業名入りの提灯が掲げられたり花火大会で企業名がアナウンスされる等、協賛金の対価として広告宣伝効果が見込まれる場合は支出額がその対価として適当な範囲内で「広告宣伝費」として経費計上します。消費税に関しては課税取引として処理します。

②取引先企業等が主催するイベントへの協賛金
交際費とは、得意先や仕入先その他事業に関係のあるものに対する接待・慰安・贈答などの行為のために支出する費用をいいます。①のように不特定多数を効果の対象するものでなく、特定の企業との取引の円滑化や取引の拡大等を目的にするものであれば交際費として処理します。協賛金として現金を渡す場合は不課税取引となりますが、ビール等を贈答する場合は課税取引として処理します。

③事業に直接関連のない団体等に協賛金を「寄付」するもの
寄付金とは金銭・物品その他経済的利益の贈与または無償の供与をいいます。①にも②にも当たらない協賛金の場合は寄付金として処理することが適当かと存じます。消費税の処理については②同様、現金を渡す場合は不課税取引となりますが、お神酒を買ってを寄付する場合等は課税取引として処理します。

協賛金が①~③のいづれに当たるのかの判断には名目でなく、支出の目的や内容を確認することが重要です。
法人・所得税上また消費税の計算においても①~③それぞれで取り扱いが異なって参りますのでどうぞご注意ください。
黒木拝

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黒木 友之

黒木 友之

[監査課]
会計監査業務のほか、社会保険や給与計算、法人設立などの業務に携わる。少しずつ担当するお客様も増えてきたので、これから忙しくなりそうだが、そこは“事務所唯一の20代”という若さでカバーする。開業や法人設立時から関与しているお客様も多く、会計をはじめ不安も負担も大きいお客様に貢献できるよう、分かりやすい説明とサポートを心がけている。週末はプールに通い、日頃の運動不足解消に努めている。